俺流ローファイヒップホップ(Lo-Fi Hiphop)の作り方

曲の作り方

どうも、tomoriです。

今回は僕がやたらとよく作っている Lo-Fi HipHopの作り方 について解説していこうと思います。僕自身このジャンルが好きで2020年に初めて作って以来よく作っています。

何曲か書いてきてこうやって作ればいいというのができてきたのでその知見を共有できればと思います。

参考曲

この記事で扱う参考楽曲が下記になります。

(2023年4月追記)
記事の内容を簡単にまとめたYouTubeのショート動画を作りました!
時間のない方はこちらもどうぞ。
https://youtube.com/shorts/_FABi6d9XHA?si=9DXPTPL8q3ofbH_4
詳しい解説は引き続き記事を読み進めてください!

はじめに

Lo-Fi HipHopを作りにあたって必須プラグインがありまして、
それが iZotope Vinyl です!

Vinyl - iZotope Japan
究極のローファイウェポン:Vinyl

これを使うと何も考えなくてもLo-Fiっぽくなります笑

ちょっと説明すると、iZotope社から無料配布されているLo-Fiサウンドに特化したプラグインエフェクトで○○年代風といった感じに音を劣化させてくれます。
また、マシンノイズやデジタルノイズを出すこともできてまさしくLo-Fi専用!といったプラグインエフェクトです。

使い方はこの記事では説明しませんが、シンプルに○○年代のところポチポチするだけそれっぽくなるので触ってみてください。笑

とりま無料だからダウンロードしときましょ!

作り方解説行きます

打ち込み

ビート(ドラムパターン)

BPMは80~100ぐらいでだいたい8ビートで作ります。
そこまで主張が強くならないように細かいビートはあまり使わないようにしています。
ゴーストノートなど上手く使ってあげると良いのではと思ってます。

参考曲のドラムパターンはこんな感じです。

ビートは拍に対してしっかり合わせすぎずにちょっとズラしてあげるとlofi感が強くなります。
僕はハイハットのタイミングを手で動かして下記のように打ち込みました。

ハイハットのベロシティ弄るのも忘れずにやっておきましょう。

また、ハイハットの音だけVinylを挿しています。
パラメータは 1930 にしてノイズはすべて0%にしています。
これだけでそこそこLo-Fi感が出ると思います。

ピアノ(コード)

コードとメロディはピアノを使いました。音と打ち込み画像が下記です。

 

結構シンプルかなと思うのですがピアノの低音の濁った感じが欲しかったので一オクターブ下でルート音鳴らしてます。
また、タイミングを大きめにずらしてグリッサンドっぽくしてるのもポイントですね。

ピアノの音にもVinyl挿していて、パラメータは1930にしました。

コードは正直なんでもいいと思います、、、まぁlofiは悲しい系のジャンルなので明るいコードとかはあまり似合わないかもしれません。
テンションコードはそこそこにシンプルなコード進行の方が良いかなというのが僕の見解です。
(ひぐらしコードとか良いかも👀)

ピアノだけだと空間を埋めきれなかったのでPadの音も薄っすらレイヤーして鳴らしてます。
両方鳴らしたバージョンが下記です。

 

Padの音はMassiveで作りました、スクショを貼っとくので参考にどうぞ。
(まだまだ使えるMassive先生)

メロディライン

主旋律はピアノかエレピが多いですね。
最近YouTubeでよく聞くしゃろうさんの楽曲なんかはエレピが多いです。

今回はピアノ主体ということでメロディもピアノにしました。

 

Lo-Fi Hiphopのメロディは休符を長めに作るケースが多いかと思います。
この楽曲でも小節末などは細かめにして、他のところは大きめに打ち込みました。

また、僕はコードとメロディで別に音源立ち上げて打ち込んでいます。
それぞれ別に音作りしたいのでこういう風にしていますが、逆に一体感を持たせたい場合は一緒に打ち込んでもいいと思います。

このピアノの音にもVinyl挿しています笑
パラメーターも同じく1930にしました。

ベース

Lo-Fi HipHopのベースはサイン波のシンセベースかウッドベースの二択かなと思います。
今回の曲はシンセベースを使いました。

 

フレーズは基本的にコードのルート音を辿ればOKです。
上音にLo-Fiのエフェクトをかけるので、逆にベースの音作りは音圧高めにやっちゃっていいと思います。
意外とリズム隊に迫力があったりするのがLo-Fi HipHopなのかなと思ったり…笑

せっかくなのでウッドベースを使った楽曲の例も載せときます(宣伝)。

ノイズ

Lo-Fi HipHopに欠かせないのがノイズですね!

ここでもiZotope社のVinylを使います。

僕は音の入ってないトラックにVinylを挿してノイズの音だけ出すようにしています。
その方がオートメーション書いたりコントロールしやすいのでオススメです。
今までノイズを0%にしてきたのはこれが理由です。

パラメータは下図のように設定しました。この辺はお好みでやってください笑

また、ほんのちょっとだけReverbかけてノイズの音を広げてます。

構成

Lo-Fi HipHopはループものなので細かく構成を決めるというよりも、ノリで音を抜き足しして進めていくのが良いと思います。

参考曲は ピアノとパッド → すべて → ドラムのみ → ベースとドラム → すべて → ピアノとパッド
といった感じで作りました。

まとめ

今回は自分流のLofi-Hiphopの楽曲制作の解説をしました。
僕が過去に作ったLo-Fi Hiphopの楽曲を聴いて「この部分どうやってるんだろう?」という点があれば、コメントやDMで聞いていただければと思います。

ではまた!

おまけ

Lo-Fi Hiphopの作品集「Relax Season」をBandcampとBoothで販売中です!
ゆったりと聴けるアルバムになっているので視聴、購入していただけると嬉しいです!


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