どうも、tomoriです。
今回はよく話題になってるAudiostockの審査について書いていこうと思います。
Audiostockでは楽曲を登録し、申請すると審査が入って合格すれば販売が開始される仕様になっています。
審査があるということはもちろん落ちることもあるわけですが、
個人的にはきっちりルールを守って一定以上の品質で出せばまず落ちることはないと思っています。
現に僕も最初の頃はルールがわかっておらず音量やノイズや無音時間で審査落ちしたことがありますが、コツを掴んでからはまず落ちなくなりました。
今回はこのコツについて話していこうと思います。
ノイズ
おそらく、Audiostockの審査に落ちる理由で最も多いのがノイズだと思います。
Audiostockの説明にも書いてあるように「ブチッ」みたいなクリップノイズは問答無用で落とされることが多いです。
僕はPCのスペックのせいかレンダリング(書き出し時)にノイズが乗ることがあり、それに気づかず申請して審査落ちというのを始めた当初はやってました。
ですので、クリップノイズは書き出した後、申請する前にしっかり確認しましょう。
次にホワイトノイズですが、これは曲の雰囲気作りで使用している方がいらっしゃるかと思います。僕もよくホワイトノイズにフィルターをかけてFXとして使用しています。
こうやって使う分には落ちることはまずないと思います。
しかし、iZotope Vinylなどを使ってLo-Fi系のノイズ感を出す場合は少し注意が必要で、過度にノイズを乗せすぎると審査落ちすることがあります。
とは言え、曲の雰囲気作りに必要だと思うので、しっかり曲の説明欄に記述しておきましょう。
参考に下記の曲では終始Vinylでノイズを乗せていますが、このぐらいのノイズであれば特に指摘されずに審査通りました。
音量・音圧
次に「音量が小さい」という理由で落ちることがあります。
これはそのままの意味で音量が小さくて落ちてるのですが、「ピーキングを0dbまであげてるのに落ちたぞ!どういうことだ!」ということもあると思います。
そういう場合は大抵音圧不足ですので、しっかり音圧をあげてあげましょう。
僕の感覚的にはLUFSを-8db ~ -14dbの間に収めれば問題ないと思います。
Audiostockに登録した曲は、ファイル情報でLUFS値を確認できるので、申請を出す前に一度確認してみると良いでしょう。
ぶっちゃけiZotope Ozoneシリーズの自動マスタリング機能で審査に通るだけの十分な音圧稼げるので一度試してみると良いと思います。
(ちなみに僕は最初期の頃、FLの出力ゲインを下げたまま書き出して申請して審査落ち…という間抜けなことをしたことがあります笑)
品質
稀ですが楽曲の品質(クオリティ)で落ちることがあります。
これは正直よくわかりません笑
見直すポイントとしては、パンりや空間系エフェクトを使ってちゃんと音をまとめているとかでしょうか。
また、特定の帯域に音がないというのも少し関係してくるかもしれません。
ですので、SPANなどのAnalyzerで音の広がりや帯域のバランスを確認してあげると良いと思います。
ただ、こればっかりは審査する方の感覚に依存するので、もう一度出したら通ったりするかもしれませんね。
その他
Audiostockの体裁を守っていない曲は審査落ちすことがあります。
まぁ、当たり前のことなんですけどね笑
その最たる例がループ素材と無音時間です。
Audiostockのループ素材は同じことを繰り返すだけでなく、曲の最初と最後が完全に繋がっている必要があります。
参考に原曲とループ仕様のものを聴き比べて見てください。
2つめのループ仕様版はちゃんと繋がるように修正してあると思います。
おそらく、ループ版を申請する際に引っかかりやすいポイントなので注意しましょう。
また、ちゃんと説明欄にループ仕様である旨を記述しましょう。
もう1つのポイントが無音時間で、注意しなければならないのが曲の始まりと終わりです。
そこそこDTMを慣れてきた方であれば、制作時に4小説目から曲を始まるようにする方がいらっしゃると思います。
ですが、そのまま曲を書き出して申請してしまうと冒頭4章節分無音になってしまうので、ちゃんと書き出す時に始点の設定をするか、書き出した後に切ってあげましょう。
また、曲の終わりはReverbやDelayなどの残響音が微かに残ってしまいほとんど無音に聞こえてしまう時間ができてしまうことがあると思います。
この部分はAudiostockでは無音時間扱いになり問答無用で審査落ちします。
しかし、書き出した後に切るとブツ切り感が出てしまい、これが理由で審査落ちすることもあります。
ですので、オススメは曲の終わりにマスタートラックのフェーダーを-∞dbにするオートメーションを書いてあげることです。
こうしてあげると、違和感なく曲が終わるので審査落ちを防ぐことができます。
まとめ
結論としては「書き出した後に確認」「説明欄に記述」の2点を守れば大抵の審査落ちは防ぐことができると思います。
それでは、良きAudiostockライフを〜
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