どうも、tomoriです。
ここ数年、フューチャー・ベース(以降 Future Bass)という音楽ジャンルが流行ってますよね。
Future BassとはHipHopから派生したジャンルでstep系のビートにシンセがワンワン鳴ってるやつですね。
今回はFuture Bassの作り方を紹介していこうと思います。
はじめに
この記事で扱う参考楽曲が下記になります。
僕が作った楽曲の中でもシンプルなFuture Bassな仕上がりになってるかなと思います。
(他に作った曲はKAWAII属性マシマシなので…笑)
(2023年4月追記)
記事内容をめっちゃざっくり簡単にまとめたYouTubeのショート動画を作りました!
時間のない方はこちらもどうぞ。
詳しい解説を知りたい方は記事の続きを読んでください!
打ち込み
ビート(ドラムパターン)
ビートは拍に対して1/2で ドン チャン ドン チャン といった感じに打ち込んでいきます。
とりあえずビートだけ聴いてみてください。
キックはEDMなどに使われる重みのあるやつではなく、ちょっと丸めの音を使うとよいかなと思います。また、スネアはポン!って感じの高く抜ける音を使いましょう。
ハイハットは16分音符などを駆使して細かくチチチと鳴らしてあげるとよいです。
参考曲のハイハットはこちらのspliceのループ素材を使用しています。
ここからさらにビートを装飾していきます。
ポイントはトップと呼ばれるスネアとハイハット、パーカッションで構成されたビートを入れてあげることです。
参考曲ではCymaticsのループ素材を使いました。無料素材なのでこの機会に入れちゃいましょう。
効果音についてはなんでもオッケーです。今回はウォータードロップなどカワイイ系の音を使ってます。
装飾したビートがこちらになります。
これでFuture Bassっぽいキラキラした感じになりましたね。
ベース & リードシンセサイザー
Future Bassといえばリードシンセ!といった感じであのワンワン鳴ってるシンセを使います。
この曲ではリードシンセにVitalを使っていて、LOBOTIX CHANNEL様が無料配布されているプリセットを少し改良して使いました。
この音の作り方についてはLOBOTIX CHANNEL様の動画を見ていただくとして、ポイントは鳴らし方でLFOを駆使してワンワン鳴るリズムを細かく変更します。
変更はオートメーションを使ってやります。この時にローパスフィルターやピッチも変えてあげることでよりオシャレな動きを出すことができます。
さらに僕はM’z TapeStopを使ってディスクを止めるような音を入れてかっこよくしています笑
音作りはOTT挿してバッキバキにしちゃってください!
対してベースはサイン波系の主張の少ない音にしていて、リードシンセを支えてあげるような感じになっています。
こちらもVitalでBasic Shapeの波形をほぼそのまま使っています。
コードは基本的にテンションコードを使ってあげましょう。
この曲は4568の進行で7th9thを多用しています。
ピアノロールのスクショを貼っておくのでこちらを見てみてください。
(2,3小節目はわざとスケール外してます、オシャレじゃないでしょうか?笑)
ボーカルチョップ
Future Bassはボーカル、特にボーカルチョップが入ることが多い気がしていて、この参考曲でも使っています。
ボーカル素材もSpliceから仕入れてきたこちらの素材を使わせてもらいました。
チョップスの作り方はDAWごとに違うと思うので自分の使ってるDAWに合わせて調べてみてください(丸投げ)
正直、打ち込みは適当にやりました笑
元となる素材をちゃんと曲のキーに合わせてあげれば適当にやってもそれっぽくなります、たぶん!
構成
楽曲の構成は一般的なEDMのような感じが良いかなと思います。
具体的には
Intro → Build → Drop → Break → Build → Drop → Outro
みたいな感じですかね。雑ですが構成はこんなんでOKです。
まとめ
今回は自分流のFuture Bassの楽曲制作の解説をしました。
僕が過去に作ったFuture Bassの楽曲を聴いて「この部分どうやってるんだろう?」という点があれば、コメントやDMで聞いていただければと思います。
ではまた!
おまけ
僕がKawaiiコンセプトで作ったEP「DROP」がBandcampとBoothで販売中です!
Future Bassの曲も入ってるのでぜひ聴いてみてください!
ストリーミング配信もしているのでサブスク契約されてる方はそちらでも聴いてみてください!
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