話題のミックス前の下準備、ゲイン・ステージングやってた

どうも、tomoriです。

ちょっと前からゲイン・ステージングというミックス手法(厳密には違う)が流行りまして、僕も一度試してみたのでその所感を書いていきます。

ゲイン・ステージングとは

ゲイン・ステージングとは、いわばミックス前に各トラックのゲイン(音量)を最適化する作業のことです。

この作業をやるメリットとしては、ミックス作業の効率化とアナログ系エフェクトの効果がはっきりと出ることにあるそうです。
(アナログエフェクトに効果が出やすいゲイン値のことをスウィートスポットと呼ぶそうです)

僕はSleepFreaks様の記事を参考にやってみました。詳しくはこちらの記事を読んでみてください。

ミキシング時のマスト処理!? ゲイン・ステージングとは?
今回は、最近ミキシング界隈においてホットなトピックとなっている「ゲイン・ステージング」について取り上げたいと思います。やり方の解説はもちろん、その効果についても検証を行いましたので、ぜひ参考にしてみてください。 きっとミックスのお悩みをブレイクスルーするきっかけになると思います。

どのようにやったか

ゲインステージングでやることは
VUメーターを見ながらトラックのゲインを調整することです

下準備として、各トラックの音作りを終えた状態で全てのトラックのフェーダーを0dbにします。
そして、マスタートラックにVUメーターを挿して各トラックのゲインを調整していきます。

VUメーターはPreSonusの「VU-Meter」を使用しました。

VU Meter | PreSonus Shop
Free Analog-style VU Meter for Studio One.

ゲイン・ステージング用に入れましたがその後もなんだかんだ使ってます。フリーなのでVUメーターを持ってなければ入れときましょう!

実際の調整ではドラムなどのアタックが強い音、Padなどのダイナミクスがほぼ無い音はVUで0dbが最大値になるようにゲインを調整しました。
それ以外の音はVUが0dbを中心に振れるようにゲインを調整しました。

この工程のポイントは他の音との音量差を考えずにVUの値のみ見て調整することです。
なのでこの作業を終えた後、全トラック再生するとバラバラです笑

ここまでやってからミックスに取り掛かりました。

ミックスは普通に低音、リズム帯からキックに合わせてフェーダーワークを中心に調整しました。
必要があるところはCompressorやEQを使いました。

やってみた所感

僕がゲインステージングをして作った楽曲がこちらです。

体感としては、中低音がしっかりと出ていて安定感のあるような仕上がりになったかなと思います。
(マスタリングはほぼ音圧上げただけです)

作業的な話で言うと正直ちょっとめんどくさいなと思いました笑
僕は音作りとミックスを同時にやるスタイルでしたので、ゲイン・ステージングをやり終えると後戻りし辛さがありました。
現に何トラックかは手戻り作業が発生しています。

しかし、仕上がりが良かったのは事実なので効率良くこなせるようになれば良い手法だなと思いました。
また、VUメーターを基準に作っていくので耳に自信がない初心者の方におすすめかなと思います。

おわりに

ということで、今回はゲイン・ステージングをやってみた所感について書いていきました。

所感としては、ちょっとめんどくさいけど効果はありそう!といった感じでした。また、ゲイン・ステージングに限らず音作りやミックスする際にVUメーターを使うのは良いなと感じました。

また、他にも新しい手法についていろいろ学んでいきたいと思います。
ではまた!

おまけ

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